iphoneで開ける鍵

出典:https://akerun.com/

鍵の歴史

鍵の歴史は古く、しっかりとした錠とかんぬきからなる錠前が確認されているのは紀元前2000年頃。紀元前2000年頃と言えば日本はまだ縄文時代後期〜晩期となります。エジプト錠と呼ばれるその錠前は現代にも受け継がれており、主流の鍵「ピンシリンダー」が同じ原理をしています。

ピンシリンダー式の鍵の他にも、今では電気式・電子認証式の鍵が作られ、鍵を遠隔操作したり、利用履歴を取る事もできるようになりました。鍵穴に入れて開ける、といった今までの概念が塗り替えられ、鍵は持っているだけで開けられるところまで進化しています。

今回ご紹介するのはそんな進化の一歩を感じさせる鍵です。

スマートフォンで開ける鍵

進化した錠前ですが、やはり鍵は絶対に必要です。電気式の鍵でも、生体認証(目・顔・指紋・静脈など)以外は、適合する鍵を持っていなければなりません。今までにある製品ですと、カードタイプ(ICカード)、キーホルダー、スイッチリモコンなど。どれも持ち運びはしやすいものですが、そんな鍵が私たちの身近なスマートフォンに変わったら大変便利ですよね。

構造は?

最新の鍵ではありますが、実は錠前自体は今ついている物を利用します。やはりシリンダーは防犯性が高い作りをしていますので、玄関の鍵にはシリンダーを取り付ける事が必須。スマートフォンで開けられる鍵の多くは、鍵を交換することなく後付けするようになっています。シリンダー側を読み取りリーダでカバーし、内側のサムターンが自動で回るような仕組みとなりますので、シリンダーの防犯性を活かしつつ使いやすさを兼ね備えた設計になっています。

ではどのような製品があるか、ご紹介します。

Qrio

Qrio

 

Qrioは室内側にのみ取り付けるタイプのスマートロックで、ドアの前に立てば通信圏内となりスマートフォンで専用のアプリから鍵開けが出来るようになります。外側はシリンダーからでも開ける事が出来ます。鍵が上下に2つついている場合も、製品を2つ取り付けることで1度の操作でどちらの鍵も開け閉めできるようになります。一定時間経過すると自動で鍵が閉まるオートロック機能もあります。
スマートロックのメリットは、住宅の他にもオフィス向けのシステムが充実しているところにあります。Qrioでは、鍵を開けた・閉めた履歴が表示され、複数のスマートフォンを登録する事が出来ます。また鍵のオーナーが発行できるゲスト用のキーをLineやメールで送信することにより、受け取った相手が一時的に出入りできるようになります。時間・曜日で指定できますので、来客用・会社の会議室などにも利用できます。
鍵を開ける際はインターネットサーバーに繋げず、スマートフォンとQrio間で通信されるので安全面も考えられています。別売りのQrio Hubを使用すると、インターネット通信により遠隔操作で鍵の状態・鍵の開け閉め・利用履歴も確認できます。

 

 

 

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